「家族みんなが大満足」の家を建ててくれる会社はどこ?注文住宅建築のしおり【豊田版】

豊田市の地盤は?

東海地震に注意

東海地震といわれるのは静岡県内陸部から駿河湾までのエリアを震源地として発生するマグニチュード8クラスの地震を意味します。

このエリアにはプレート境界があり、100~150年程度の周期で大地震が起きるとされていますが、駿河トラフといわれるエリアの岩盤は過去160年ズレを起こしていないことから、周期的にみてそう遠くない時期に東海地震が起きると予測されているわけです。

なお、過去の駿河トラフの地震で直近に起きたものは1854年の安政東海地震とされています。

豊田市の地盤は?

東海地震が実際に起こった時、豊田市ではどの程度の影響を受けるのか、市内の震度分布図が公開されているので、それを参考にしてみましょう。

過去に起こった5つの大地震に基づく震度を見てみると、豊田市内は多くのエリアが震度5強となっていて、大きな揺れにはなるものの、主な被害は棚の物が落ちるといった程度の想定。市の南西部は震度6弱で、立っているのが難しいほどの揺れとなるリスクがあります。

ただし、全国規模で見ると、豊田市の被害は比較的軽いとされています。

豊田市のなかで液状化しやすいエリアは?

地震による被害として気になるのが地盤の液状化。

豊田市では南西部の一部で液状化の危険がきわめて高いとなっている地区がありますが、ほとんどのエリアは計算対象層なしとなっています、これによると、過度に液状化を心配する必要はなさそうです。

なお、南西部の危険度が高いのは、猿投一境川断層が走っていることや矢作川とも関係があるのかもしれませんが、岡崎市にほど近い、豊田ジャンクション付近は要注意といったところです。

豊田市のなかで全壊・焼失するエリアは?

次に、豊田市内の全壊・焼失率の分布図からわかることを紹介します。

市内のほとんどは全壊・焼失率5%未満となっていて、やはり南西部はやや高めになっているものの、全壊・焼失率30~40%とされているのはごく一部。

建物被害の予測を見てみると、過去の地震最大モデルで試算だと全壊・焼失被害は677棟、理論上の最大想定被害だと3933棟となっています。

できるだけ注意したいのは火災による焼失で、理論上の最大想定被害3933棟のうち火災被害が1472棟と試算されているのも認識しておきたいところ。

地震対策をしっかりと行おう

これから豊田市で注文住宅を建てようとする場合、できれば耐震等級3相当の家を検討しましょう。耐震性は等級1を基準として等級2は1.25倍等級3は1.5倍となります。

先の熊本地震による被害で、益城町周辺の耐震等級3相当の家は被害がなかったか軽かったという調査結果がありました。これからの家づくりでは、標準仕様で耐震等級3相当に対応する注文住宅会社が必須で、プラス免震設備も検討したいところです。

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