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大手ハウスメーカーのメリット・デメリット【一級建築士監修】

ここでは、大企業ならではの安心感と費用がかさむ心配など、注文住宅を大手ハウスメーカーに依頼するメリットとデメリットについてまとめてみました。ここでは、筆者が書いた文章を、一級建築士である樋渡彩華さんに監修としてチェックして頂きました。

大手ハウスメーカーのメリットは？

メジャーなタレントが出演したり、豪華なモデルハウスをテレビCMで放映し、「こんなマイホームで暮らしたい」とイメージさせるのが大手ハウスメーカーのマーケティング戦略。大手ハウスメーカーは、スケールメリットによって高品質な住宅を販売しています。

大手ハウスメーカーに依頼することのメリットは何か、主なポイントを以下に挙げていきます。

• 多くの人が知っている大企業だから信頼できる。
• 中長期的に見ても、倒産する不安が小さい。
• 公式サイトや口コミサイトなどで、情報を集めやすい。
• パンフレットやモデルハウスで、プランのイメージがわかる。
• 地震対策や省エネ性能など、テクノロジーを採用している。
• 設備や材料、塗料など新しいのものが選べる。
• 全国どこでも同じ品質の住宅を提供できる。
• 保証やメンテナンスなど、長期間のアフターサポートが充実していることが多い。
• 住宅ローンや引っ越しの手配など、サポート範囲が広い。

ジャンルや予算規模は違っても、メジャーなブランドだからこそ安心できます。

大手ハウスメーカーのデメリットは？

もちろん、大手ハウスメーカーに注文住宅を依頼した場合のデメリットもあります。こちらも主なポイントを以下に挙げていきます。

• 価格が高い。
• 基本の仕様以外のオプションを選ぶとさらに高額になる。
• 規格化されている商品だと、完全自由設計にはならない。
• 営業所や営業マンによって、対応の差が出る。
• 見積書が定型化されていて、詳細がわかりにくい。
• 下請け業者が施工を請け負うので、監理品質がバラつく。
• 営業マンと設計士・現場監督などの連携が不十分なケースもある。
• 長期間保証でも、保証範囲や有料対象に注意が必要。
• 部材や設備が高価なので、メンテナンス費用がかさむ。
• 中長期的に見ると、担当者が変わることが少なくない。

といったところで、もちろんこれはすべてのケースに当てはまるというよりは、大企業の対応としてありがちな傾向という意味。

費用が安価になるということはまずありませんが、いい営業マンに当たれば、対応や監理などの面では好結果になることもあるでしょう。

工務店と大手ハウスメーカーは何が違う？
現役一級建築士に聞いてみました！

樋渡彩華
一級建築士
監修

こちらのページは、日本女子大学大学院修士課程修了後、都内建築事務所で働く一級建築士の樋渡さんに解説していただきました。